マンションの壁に穴をあけたいときの注意点!電動ドライバーは便利に使えますが、使い方を誤るとドリルが破損します。

太めのドリル DIY

私はマンション住まいで、ローン返済中ではあるのですが、いちおう私のものです。

で、たまに壁に穴をあけて色々なものを取り付けたりしているのですが、先日は大失敗してしまいました。

子供が描いた絵を額縁に入れてトイレに飾ろうと思って壁に穴をあけたところ、ドリルを壊してしまったのです…(T_T)

絵を飾ろうと思った

最近、4歳の子供の創作意欲が爆発して絵をたくさん描いてくれるので、いっちょキチンと飾ってみようか!と思ったんですよね。

リビングだとなんだかゴチャっとする感じになるのが嫌だったので、トイレに…笑

額縁はfrancfrancで安いものを購入しました。

裏側にはこのような三角形状の部品があって、どこかに引っ掛けておけるようになっています。

トイレの壁に何かの突起のようなものを付ければ、そこに引っ掛けておけるわけです。

まずは位置決め

検討した結果、トイレに入ったときも便座に座っているときも目に入るよう、ドアから入った時にすぐ見える突き当りの壁に飾ることに決めました。

その壁はトイレの棚の扉が開いてくる部分でもあるので、壁にぶつかってお互いに傷めないよう、はじめから壁に小さな緩衝材が付いています。

額縁が開いてきた棚の扉とぶつかったらよくないですから、扉が干渉しない位置に額縁がくるようにシミュレーションします。こんな感じですね。

だいたいの位置決めをしたら、額縁の上縁にくる部分鉛筆で薄くマーキングしておきます。

壁にあける穴の位置決め

額縁は、このネジを壁に設置してそこに引っ掛ける、という方針にしました。

設置に使うネジ

 

額縁の上縁から引っ掛ける部品の部分までの距離を測定します。約40mmでした。

額縁上縁から引っ掛ける部分までの距離

 

そこで、壁し行ったマーキング(額縁の上縁)から下に約37mmの部分に穴をあけることにして、該当する位置にマーキングします。
分かりづらくてすみませんが、上の赤矢印がマーキング、下の赤矢印が穴あけをする場所のためのマーキングです。

このマーキングのとき、キチンした鉛直方向(垂直方向)に距離を測りたいですよね。

私は大きめの定規を使って完全にアバウトにマーキングをしましたが、この程度の距離であれば多少ナナメっていても明らかな問題はないだろうという判断のもとです。

どうしても正確に鉛直方向に測定したい場合は、重り(5円玉など)を一端に取り付けた糸を測定の起始部からつり下げることで、正確な鉛直方向を知ることができます。

壁に穴をあける

さていよいよ、壁に穴をあけます。

ドリルで穴あけ

穴を開けるためにはこの小型電動ドライバーを使います。ドライバーの他にドリルも附属していて、穴あけにも使えるものです。
楽天やAmazonで3,000円以下で売っているものですが、実用性には全く問題ありません。

電動ドライバー

コレ1個あるだけでDIY作業が格段に便利になります。非常にオススメです!

細いドリルから用いる

最も細いドリルでまず壁に小さな穴をあけます。

最も細いドリル

細いドリルで穴あけ開始

次に太いドリルで穴を少しだけ拡大します。
あまり拡大すると後から入れるネジが効かなくなるので注意。

太めのドリル

太いドリルで穴あけ

ところが…

ネジが入っていかない

無事に壁へ穴を作成したあと、ドライバーのアタッチメントに換えてからネジを付けて、その穴へネジ込みます。

ドライバーのアタッチメント

普通はこのようなとき、ネジは吸い込まれるように進んでいくはずです。

しかし、今回のネジは先の方の1cm弱が入っていくだけで、その先に進んで行かないんですね…。

ネジはグラグラなままです。

なにか固いものが奥にありそうなんです。

無理に穴を開けようとしたら、ドリルが破損

これじゃラチが明かないと思い、2番めのドリルでもう一度掘ってみることにしました。

奥の固い部分を貫けば何とかなるかな?と力を込めてドリルしたところ…

バキっという音と共にドリルが破損してしまいました…(T_T)

ドライバーが破損

ネジをもう一度ドライバーで入れてみましたが、固定性はやはりゼロでした。

壁に穴をあける前には、構造をよく調べておこう

今まで問題なく穴あけに成功していた私は今回もいきあたりばったりで行ってしまったんですが、もちろんこれは良くないことです。

ここで初めて、一般的な壁の構造を調べてみました。

今回穴を開けようとした壁はトイレの壁で、壁を挟んだ向こう側はウォークインクローゼットになっていました。

つまり、1つの住戸内をしきる「間仕切り」と呼ばれる壁ですね。

この壁の一般的構造は、このようになっているようです。

間仕切り壁の構造

間仕切り壁全体の構造

引用元:https://www.nomu.com/mansion/library/trend/special/kato04.html

つまり、鉄骨(LGSと呼ばれる軽量鉄骨が多い)が等間隔に並んでいて、そこに石膏ボードを貼り付けて壁としているということです。

ということは…今回は、穴がちょうど鉄骨の部分に当たってしまったという可能性が非常に高いですね。ドリルでの穴あけの前に、下地センサーでしっかりと鉄骨の位置を調べるべきだったのです。

これは「間仕切り壁」の一般的な構造です。

隣の住戸との境となる「戸境壁」、また外壁にあたる部分の構造はさまざまであり、コンクリートに壁紙が貼ってあるような場合、コンクリートに穴をあけてコンクリートアンカーという部品を打ち込む必要があるため簡単にはいきません。

また、戸境壁や外壁はマンションにおいて「共用部」とみなされ、管理規約で加工が禁じられていることもありますので、十分な注意が必要です。

キーハンガーを使うことに

鉄骨の部分に打ち込むことのできるビスもあるようですが、当然この電動ドライバーでは鉄骨までには穴はあけられないでしょうし、そこまでの大事にするつもりはそもそもありませんでした。

というか、ドリルが折れたことで心も折れました。

取り付けるのはしょせん小さい額縁なので、今回はキーハンガーを使うことに。

今回買ってきたのはこれです。

キーハンガー

ホームセンターでサクッと買ってきました。
両面テープでの設置となりますが、荷重的にも大きな問題はないでしょう。

キーハンガー裏の両面テープ

というわけで、完成。

キーハンガー貼り付け

初めからコレにしときゃよかった…

まとめ

今回はキチンとしなかった自分に反省しましたが、学びはありあました。


・電動ドライバーは安価で手に入り、とても役立ちます

・ただし、壁に穴を開ける場合は鉄骨に注意が必要です

・戸境壁や外壁は加工が難しいことがあり、また加工が禁じられていることもあるので注意

・軽いものならキーハンガーで十分です


みなさんも良いDIYライフを!

コメント

タイトルとURLをコピーしました